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最近では山や野原でお抹茶を楽しむ「野点」のセットがアウトドアブランドなどからも出ていて、とても可愛いですね。
セットになったものはとても便利だし、オシャレで心惹かれますが、ご自分でカスタマイズしてみるのも楽しいです。
日常的なことに使いまわせるものを選べば、コストパフォーマンスも良く、収納場所を新しく用意する必要もありません。
お茶バッグを実際に作って愛用している私が、お茶バッグ作りで参考にしていただきたいポイントを3つに絞りました。
- バッグは市販のランチバッグ、お弁当包みや布製の箸袋など、ランチグッズが大活躍します。
- 野点も良いけど、旅のお供がお勧めです!
- どこで使いたいかをイメージして「軽さ、使いやすさ、見た目の可愛さ」から優先順位を決めて選びましょう。
お気に入りのセットが出来ますように。
茶箱の紹介を少しだけ
私は裏千家茶道に入門してから30年になりますが、きっかけは20歳の時に目がほとんど見えない方が手探りで茶箱の点前をされていたのを拝見して感動したことでした。
茶箱点前とは横14センチ、縦21センチ、高さ13センチ程度の箱に
小さめの茶碗、小さめの棗、金平糖などの小さなお菓子を入れるための振り出しなどを入れて、庭や野原のような場所でも楽しめるように考案されたお点前です。
利休居士が野がけの茶会を催されたことが始まりではないか、とされており、その後11代の玄々斎が「雪」「月」「花」「卯の花」という点前を創案され、14代の淡々斎が「和敬点前」「色紙点前」という点前を創案され、裏千家茶道を学ぶ私たちは合計6つの茶箱点前をお勉強することができます。(千宗室、茶箱点前全伝、淡交社刊、9p)
四角い箱の中から小さな可愛いお道具が次々に出てくると、ノスタルジックな気持ちになるのは私だけでしょうか?
とても可愛くて楽しいお点前です。
茶バッグは自分流に自由にカスタマイズできるのですが、茶道にも野点があり、茶室を出て楽しむ心が受け継がれていることを知っておくと世界が広がり楽しいですね!
一つずつ揃えて行きましょう。
揃えるものは
- バッグ
- 茶碗(カフェオレボウルなど)
- 水筒
- ジャムなどの空き瓶(棗の代わりにお茶を入れる)
- 茶杓、(または小さなスプーン)と茶杓入れとして布の箸袋など
- 茶筅と茶筅筒
- 茶碗を保護するためのランチクロスなど
- 茶巾、または茶巾の代わりになる布巾など。
バッグはお弁当用に売られているものだと大きさがちょうど良く、洗えるものが多いのでお勧めです。
お弁当用品の売り場では、布製の箸袋やランチクロスなども売られているのでお気に入りのものをお手頃の値段で揃えていくことができると思います。
また、フリマサイトなどでもハンドメイド作家さんがランチバッグや布製箸袋、ランチクロスなど
販売されているので覗いてみるのも楽しいですよ。
お茶碗はカフェオレボウルや軽さを重視したプラスチックのものなど、どのようなものでも良いですが
あまり小さくなりすぎるとお茶が美味しく点たないのでご注意ください。
私が一番悩んだのは茶筅筒でした。茶筅はそのまま持ち運ぶと痛むので、茶筅筒という筒状のもので保護して持ち歩くのですが、茶筅筒は代わりになる「これぞ!」と思うものを見つけられずにいます。
最終的には水引で自分で編んだ茶筅筒を使い、とても気に入っています。
ハンドメイドがお好きでない方は、茶筅を買った際に入っていたプラスチックケースで持ち歩くのが良いかもしれません。
プラスチックケースで持ち運んだ場合には必ず帰宅後にはケースから出して乾燥させてくださいね。
旅のお供にお茶バッグ
山登りやピクニックでコーヒーを飲むようにお抹茶をいただく、、とっても贅沢な時間ですよね。
でも、私のイチオシは旅先のホテルで一服です。
京都や金沢はじめ、旅先で出会う「本日中にお召し上がりください。」と言う類の生菓子を買って帰って
ホテルで一服できるのはとても贅沢で楽しいことです。
お湯が沸かせるお部屋をチャージして是非素敵な時間をお過ごしください。
軽さ、使いやすさ、見た目の可愛さ、優先順位は?
作っていく時に大切な要素は
- 軽さ
- 使いやすさ
- 見た目の良さ(自分が気にいるか)
ですが、どのような場面で使うかによって優先順位も変わってくるでしょう。
山登りなら可能な限り軽くする必要があるし、旅先のホテルなら水筒は要りません。
キャンプでも車で移動するなら軽さ重視でなくても点てやすさや冷めにくさを重視したお茶碗を選ぶこともできますね。
どんなティータイムを過ごしたいか、先ずはイメージして優先順位を決めて選んでいくと選びやすいと思います。
この時に、一つのポイントを重視しても、そのほか二つの要素でも平均点位を取れるように選んでいくと実用的でお気に入りのセットになると思います。
私のお茶バッグ紹介
私のお茶バッグを紹介させていただきます。
高価なものは一つもありませんが、お気に入りです。
水筒の左隣にあるのが茶筅筒です。水引をあわじ繋ぎ結びにして作りました。
バッグも麻紐で編んだものです。
旅行の時は水筒なしで、ホテルの湯沸かしを使わせてもらいます。
懐紙、帛紗、古帛紗も入れています。
まとめ
- バッグは市販のランチバッグ、お弁当包みや布製の箸袋など、ランチグッズが大活躍します。
- 野点も良いけど、旅のお供がお勧めです!
- どこで使いたいかをイメージして「軽さ、使いやすさ、見た目の可愛さ」から優先順位を決めて選ぶ
美味しい一碗で素敵なひと時をお過ごしくださいますよう
今日もありがとうございました!
こまものや七緒
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