茶筅のお手入れのポイント

茶道

*当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こまものや七緒 オンラインショップ - 着物からはじまる暮らし -
着物の季刊誌「七緒」のウェブショップです。選りすぐりの逸品がずらり勢揃い。着物の日々を快適にする、頼もしい品々をどうぞ。

「茶筅を買ってみたけどお手入れはどうやってするの?」

「なんとなくお手入れしているけどちゃんとは知らない」

そのような方に茶筅のお手入れのポイントを解説します。

ちょっとしたポイントを押さえるだけでお道具は長く使うことができます。

押さえるポイントは大きく3つ

  • 使う前は溜め水で振り洗いした後、お湯に潜らせて穂先を柔らかくする。
  • 洗剤やタワシは使わない。
  • 使用後は買った時に入っていたプラスチックケースに入れずに保管する

詳しく解説していきます。

使用の前に

使う前には溜め水で振り洗いします。
その後、お茶碗にお湯を溜めて茶筅をゆっくり振って穂先を柔らかくします。 穂先が柔らかくなると弾力でお茶が立ちやすくなり、また折れにくくもなります。

お点前をされる方は点前の中で「茶筅通し」をするので、溜め水で振り洗いをしたらそのままお茶碗に仕組んでください。

持ち手の部分は洗わないので、清潔な手で扱うことを心がけます。
特に汚れが気になって洗った場合は、持ち手の部分だけ布巾で拭ってください。
穂先の部分には基本的に布巾は当てません。

茶筅を買ったばかりの時は穂先が内側にクルンとカールしており、水に通すとカールが取れてきますが問題ありません。

カールがついているのは主に持ち運びの時に穂先が痛むのを防ぐため。
カールは取れるのが普通です。

使い終わったら

使い終わった時も、溜め水で振り洗いが基本です。

洗剤はもちろん、タワシなども使わず、振り洗いで取れない汚れは手で一本ずつ優しくしごくように取ってください。力を加えたり、穂先を無理に広げたりはしないように気をつけてください。

最後に「茶じみ」と呼ばれる真ん中の部分を軽く捻るように摘んで形を整え、陰干しします。

あくまでも「優しく」です!

だんだん穂先が閉じて、全体のシルエットが細くなってきたら、茶筅立てに立てながら乾かして形を整えてください。

保管方法

茶筅は竹でできているので乾燥が大事です。

買った時はプラスチックのケースに入っていますが、ケースには入れずに風通しの良い場所で保管してください。

まとめ

  • 使う前は溜め水で振り洗いした後、お湯に潜らせて穂先を柔らかくする。
  • 洗剤やタワシは使わない。
  • 使用後は買った時に入っていたプラスチックケースから出して、風通しよく保管する

穂先が折れてきたら替え時です。

難しいことはないので、ポイントだけ押さえてできるだけ長く使いたいですね!

今日もありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました